2008.09.05 Friday
「背景までおいしい、つくいち。」

今週末の日曜日は、2回目の「つくいち」です。
7月の「つくいち」でのこと。
たくさんの方とお話して楽しい一日だったのですが、
その中でも印象強く残っているのが、
黒ぶちのメガネをかけた年配のおじいさん。
多分80歳以上のご年齢だと思うのだけれど、
私より年上の、お孫さんらしき女性と一緒に来て下さった。
もちろん、お会いするのは初めて。
おじいさんは白いシャツにグレーのズボン。
杖をついていて、穏やかで優しい印象。
そして、お孫さんの女性は素敵な大きめのマルシェかごを持っていました。
最初は、その女性がハントヴェルクの白樺のかごを手にとって下さって、
そんなところから、お互いの「かご話」をしていたのですが、
その傍らで、おじいさんが白樺のかごを手にとり、
マジマジといろんな方向から見ていました。
「これは白樺の木の樹皮を使って編まれたかごなんですよ。」
そっと話しかけたら、
「ほぉ〜。」と言って何度もうなずきながら、
またマジマジと見ていたおじいさん。
「このかご、ひとつ、くださいな。」
そう、ちいさな声で。
私はちょっとドキッとした。
おじいさんの目がきれいだったから。
そのあと、このかごを作っているスウェーデンの職人さんのことや、
白樺の木のことなど、いろんな話を始めたら、
おじいさんは、ズボンのポケットから折りたたまれていた小さな白い紙と
短い鉛筆を取り出して、まるでインタビューされているみたいに、
私の言う事をメモまでしてくれた。
そんなやり取りをしながら、かごを袋に入れようとしたら、
「大切にしますね。」
また小さな声でささやくように言って、
女性の持っていた大きなマルシェかごの中に、
そっと白樺のかごを入れたおじいさん。
どれくらいだろう、
5分くらいの立ち話だったのだけれど、
おじいさんのその優しい表情に吸い込まれそうになりながら、
私は心が躍るように嬉しかった。
本当に嬉しくて、
「つくいち」が終わり、家に帰ってからも、
主人に同じ話をしたり、この一日のことを何度も思い返したものです。
思えば、「スウェーデンの家」に出会ったのは、
もう10年以上前のこと。
それから、その背景にあるものが知りたくなって、
いろんな出会いを重ねてきました。
もちろん、その「家」というのが、
自分の中で一番大きな部分を占めているのだけれど、
その背景を知る旅の中で出会った暮らしのちいさな道具、
こういう白樺のかごであったり、ひとつひとつのモノを通じて、
何かしら伝えられることって、純粋に、うれしい。
改めて、そう実感したひとつの出来事だったのだけれど、
子供も大人も、年配の方も、
誰もが行きやすく、楽しみ、話すことが出来る「市場」が、
何よりも素晴らしいことだと思います。
週末の「つくいち」へは、
白樺のかごはもちろんのこと、
カッティングボードや、
前回とはまた違う木のバターナイフやジャムスプーンなど、
スウェーデンの職人さんがひとつひとつ作った木のものを
持って行きます。
ところで、上の写真。
前回の「つくいち」のお知らせの時のものと似ているけれど、
少し違います。 >>> 前回の写真
どちらも、白樺のかごを作っている途中の写真なのですが、
毎月の「つくいち」の度に、作り上げていく過程の写真を1枚ずつ
ご紹介していきたいと思います。
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「つくいち」
9月7日(日曜日)
AM9:00-PM2:00
つくば市・中央公園にて
中央公園:つくば駅前にある公園
お車の方は、つくば駅前の「北1」の駐車場が近いです。
電車の方は、「A2出口」を出るとすぐ目の前です。
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| 北欧の手工芸と雑貨 「ハントヴェルク」 | 10:54 | - | - |











